あれから1年。NAKED MARKET YAMANASHI

FEATURENovember.18.2023

「今度うちでネイキッドマーケットをやるよっ!」
「はっ?ねいきっど?」(ハダカ??混乱する企画アホ岩田)
「ありのままで裸売りするマーケットだよ」
弊社応接室で仲沢商店さんの果奈さんと弊社代表の麻耶さんの打ち合わせで、いきなり言われたのは1年前。

ネイキッドマーケット、その時初めて知りました。
必要な分だけを量り売りする、個包装なしのエコマーケット。
海外ではごく日常なのに、日本では京都(定期)、青山(数回)の2か所のみ。
それを山梨で。
しかも告知は紙媒体を使わずにSNSだけ。
容器持参のマーケット、果たしてお客様は来て下さるだろうか?

ありがたい事に、昨年開催した時は多くのお客様にお越しいただけました。
そして2023年10月15日の日曜日、第3回目の開催地は遊亀公園。
しかし朝からガチの雨。
ヨーコヨガは午後に延期して、マーケットはオープンしました。


降りやまぬ雨の中・・・。

▲雨にもかかわらず、スタート20分前から行列。

▲小さな子ども達もタッパーとお金を持ってお買い物。

生ゴミを貴重な資源として循環再生しちゃおう♪

コンポストは、堆肥(compost)のこと。家庭から出る生ゴミや落ち葉、下水汚泥などの有機物を、微生物の働きを活用して、発酵・分解させ、畑の肥料として再生します。
昔から伝承されてきた日本の大切な知恵のひとつ。

かつて日本は人と自然が共生する循環型の生活を送っていました。
生ゴミや糞尿など、を自作で堆肥にして、田畑へ散布していました。
しかし、都市化が進み、人口が増えて、化学肥料や農薬を使った効率性を重視した農業が普及すると、ゴミは多様化し、まとめて焼却処理をされるようになりました。
ここ20年ほどは循環型社会への取り組みとしてコンポスト事業が再注目され、各地に広がっています。

【コンポストのメリット】
●生ゴミを捨てる手間がなくなる。
●生ゴミを捨てるときに使うビニール袋が必要なくなる。
●栄養豊富な堆肥を自作でき、家庭菜園や花の栽培に活用、できた野菜や果物はおいしく、安心して食べられる
●ゴミが減るため、自治体が焼却処分するための手間や燃料、費用が減り、処理につかう二酸化炭素の排出量が削減される。
●堆肥を学校や農家など地域に還元することができる。

【LFCコンポストーH Pより転載させていただきました】

フウシカオーガニック:通称「RegeneKO(リジェネコ )」によるコンポストの設置。

超簡単!発酵ライフを始めよう♪

【五味醤油×醤油麹のワークショップ】
仕込みは簡単!
麹を量って水と醤油を入れてフタをして「美味しくなぁーれ」と瓶をシェイク。
持ち帰って、1日1回ふたを開けて空気と合わせて麹を発酵させる。
1週間で完成。
ドレッシングに、あえ物や納豆に入れると、コクがありすごく美味しい、まさに万能調味料。発酵の力で身体が元気になっちゃいます♪

▲左:美味しくなぁーれと瓶をシェイクするのがコツと伝授。
▲右:五味醤油発酵兄妹の洋子さん。

【へしこという糠の発酵食品の簡単な作り方】
・一匹500円で随時開催。
※へしこ:青魚を塩漬けにし、さらに糠漬けにした福井県南部若狭地方、京都府丹後半島の伝統料理で越冬の保存食。今晩の夕飯が楽しみですね。

▲和服が素敵な醸せ師・えりさん、容器にへしこと干物を詰めるお客様。

これでもかっ!と容器を持参。

▲どの容器に入れようかな~楽しくなってきた♪

雨の中、容器持参のたくさんのお客様に感動、とインドカレーと焼き菓子のうぐいすさん。

▲たくさん積まれた容器にセンスよく盛り付けるarmoniaりえさん。

▲つむぐやさん:新米おむすびとミニデリセット&究極の味噌と鰹節の「本物の味噌汁」

▲自家栽培麦工房NACHUさん、特定7品目不使用・米粉パンrareruさん早くも完売。

▲延々とつづくdaughter.cafeさんの行列。

▲「使い捨て容器の使用はゼロでした」ハチドリヤのイッピさん。フォーとカオソーイ完売。

▲熊鰹商店:人気の瓶詰め、よりすぐりの有機農産物、焼き菓子など多彩なラインナップ。

▲龍神梅、一度食べたら戻れない・・・。仲沢商店の人気商品のひとつ。

知れば知るほど沼っちゃう(⁉)お店

▲左:山梨のエコ&オーガニック食材のパイオニア有機村の井上さん。
▲右:勝沼で江戸時代からぶどうを育て、ワインを醸すマルサン葡萄酒の若尾さん。

▲左:北杜市で環境再生型有機農業を営むフウシカオーガニックさん。
▲右:甲州市で自然と農のご縁で繋がっていく(循環)モノゴトを研究するナルラボさん。

▲左:昨年より洗剤の量り売りが多かった:GOOD CHOICE SHOPPERS関口さん。
▲右:若いママさんたちと会話がはずむ、排せつ育児研究家kucca代表モロイサエコさん。

Let’s enjoy!遊亀公園。

前日、運営の果奈さんが、ヨガの場所を守る為にブルーシートをかけて雨除け。
雨上がりの後、青空の下で気持ち良くアーシングヨガができました。

▲アーシングヨガ、弊社代表の麻耶さんが参加。「1年分運動した~、楽しかった♪」

▲左:駐車場誘導はポランティアさんが大活躍!華麗に車を誘導する(⁉)ヨーコ先生。
▲右:遊亀公園での開催に多くのご家族が参加。

お部屋のアクセントとして暮らしを彩ってくれる輸入クロス。
海外製は色鮮やかで種類も豊富、ステキなアートになりました。

※世界中の輸入クロスを取り揃えている「TECIDO(テシード)」の取り扱いをしているのは、山梨県では弊社と他1社のみ。(お気軽にご相談ください。宣伝、宣伝)

▲会場の隅で廃番輸入クロス貼り絵コーナー。

まだまだ暮らしをワクワクに♪

今回弊社は、不動産の売買などで不要になった残置物を回収、販売を行いました。
この日は半導体研究の第一人者の方が所有していた別荘からの不用品がメイン。海外暮らしが長く、食器や雑貨は外国製、高価なレア物が並びました。
画像展示の大型家具もアンティーク品があり、丈夫でしっかりとした作り。
食器がお好きなお客様、新居用の家具としてお買い上げ。新たな暮らしに引き継がれました。

また、同じブースにて甲府市国母にある”Cafe miroku”さんにも一緒にご出店いていただき、
ワイン好きにはたまらない(?)甘じょっぱいケールクッキーとシナモンクッキーの販売も行いました。
こちらも大変多くの方にご好評いただき大変嬉しく思っております。

▲左:フランスのアンティーク小物、外国製食器。
右:mirokuさんのケールクッキーとシナモンクッキー。

あなたの使わなくなったモノは誰かにとって必要モノかもしれない・・・。
これからも、暮らしをちょっと豊かにする大切な資源にしていきます。
(次回に向けて準備中です)

「この樽に呼ばれた気がして」とNACHUの川村さん。(もう、似合いすぎ!)

Special Thanks to you…

なんとも面倒なゴミを出さないというマーケットにご参加くださいまして、本当にありがとうございました。

あんなに沢山の人の中で、ゴミ箱はひとつもなく、あるのはフウシカさんにご用意いただいたコンポストだけ。
マーケットが終わって、ゴミひとつなくスッキリサッパリ。
何事もなかったかのようにいつもの公園となっていました。

ネイキッドマーケットは地球の小さな縮図。
あなたが参加することで世界は変わります。

まだまだネイキッドマーケットヤマナシの物語は始まったばかり。
回を重ねるごとにより楽しく、より新しく、成長して行きたいと思います。
これからもどうぞよろしくおねがいします。

▼ネイキッドマーケットヤマナシ
Instagram:NAKED MARKET YAMANASHI

▲ご来場ありがとうございました。

岩田

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